2024年7月の記事一覧
2024.07.18 カリキュラムマネジメント研修(職員研修)
昨年度は、高北に通う生徒たちの姿から「備わっている力」「足りない力」を洗い出し、グラデュエーション・ポリシー GP(育成を目指す資質・能力に関する方針)とカリキュラム・ポリシー CP(教育課程の編成及び実施に関する方針)を設定し、GPとCPの内容から、今後どのような生徒に入学してほしいかアドミッション・ポリシー AP(入学者の受入に関する方針)も設定する研修を行いました。
今年度は以下の2点について各教科で話合いを行いました。
①スクールポリシーを具現化できているか
②スクールポリシーの達成度
「①スクールポリシーを具現化できているか」では、GP・CP・AP、それぞれのスクールポリシーを各教科の日々の学習の中でどのように指導し、生徒の学びにつながっているのか考え、「②スクールポリシーの達成度」はどの程度であるか把握し、これからの取組について考えました。
今後も職員研修を通して、職員のスキルアップをしていきたいと思います。
2024.07.12 プルテウス幼生の観察
お茶の水女子大学海洋教育促進事業 日本財団「海と日本2024」“教室に海を”プロジェクトの一環である【海と日本PROJECT全国一斉ウニの発生体験2024年夏タコノマクラ】に参加して、理科部と3年次の選択生物の生徒が受精と観察の実験をしました。
海と日本PROJECT イベントとしてのウニなどの海洋教材提供(令和6年夏)
海と日本PROJECT 全国一斉ウニの発生体験 2024年夏 タコノマクラ
群馬県では、気軽に海で教材を確保してくるのは困難です。実験材料を無償提供していただける本プロジェクトは大変ありがたく、授業の単元のタイミングが合う年は参加させていただいております。
3年次の生物選択生徒は、引き続き、発生途中のプルテウス幼生を顕微鏡で観察しました。受精から約1週間経ち4腕プルテウス幼生に育っています。先生からタコノマクラってどんな生き物なのか、棘皮動物の仲間にどんな生物がいるのかなどの話を聞いた後、生徒たちは各々の関心の向くまま自由に観察しました。生き物の観察の楽しさや発生の不思議さ、海が生命で満ちていることなどを感じてもらえたと思います。
スポイトで吸い上げます | 胃袋が空の幼生 | エサのケイソウで胃袋が満たされた幼生 |
生徒の実験観察プリントから、感想をいくつか紹介します。
受精膜があがる様子を観察できた。資料集で見ていたものが実際に見られてよかった。検鏡していたら5匹くらいの胚が集まってきたので明るいところに集まる性質があるのかもしれないと思った。プルテウス幼生の腕の先っぽが赤くなっていて不思議だった。食事をしている幼生のほうが赤みが強く胚の中心部の動きが活発だった。
受精膜があがるのが思ったより速くて膜が作られる瞬間は見逃してしまった。原腸胚では激しく動き回るものとゆっくり動き回る個体とに分かれ、その違いが何によるのか気になった。またきれいな形になれていない胚もあり興味深かった。口と肛門がしっかり分かった。プルテウス幼生では腕の先端が赤くなっているがそれは何なのだろうか。
受精では最後の方に観察した卵に受精膜があがっており、膜があがる様子は観察できませんでした。割球が思った以上にきれいに卵割していました。4~8細胞期では割球の大きさがほとんど同じでしたが、2細胞期では大きさの異なるものが多かったのが見えてよかったです。一日たつと口で凹んでいたところが平たくなっていました。くるくると回って動いていたので見える角度が変わったり、移動していたのでスケッチが難しかった。細かいところまでしっかりと見ることができ、理解を深めることができました。プルテウス幼生は全体的に透明だったので立体感を感じることができました。
すごく小さな胚が成長すると手のひら大になるということが改めて実感でき、生物はとても興味深いと感じた。教科書で見るより実際にどう動いているのかを見ることができ、良い経験になったと思う。腕の部分などがはっきり見られて感動した。体が透けているため、食べた珪藻の色が観察出来て面白かった。思っていたよりも激しく動きまわるのでスケッチが大変だった。
受精前、精子が卵の周りを勢いよく泳ぎまわっていた。受精後、受精卵の周りから透明な受精膜が周りを囲っていった。自分の目で受精卵・受精膜・2~8細胞期・胞胚・原腸胚を確認できた。プルテウス幼生はそれまでの胚と全く形が違うことに驚いた。V字の凹みがある方の口では立体に見えると大きくくぼみがある。餌を捕食する前と後では形状が違っていた。
受精膜の中に割球が増えたり、次第に割球が小さくなっていった。プルテウス幼生より、プリズム幼生や原腸胚の方がくるくるとよく回っていた。段々と腕が伸びていく過程を見て、生命の成長の仕方が神秘的だと思った。腕の末端に赤色の小さな点が集束していたのが謎だった。
2024.07.15 アメリカ・ボストン研修⓻
アメリカ研修 8日目、9日目 報告
いよいよ帰国日となりました。宿舎のロビーに早朝4時半集合。
研修を担当してくれた現地スタッフと最後のお別れをしてバスに乗り込みました。
このとき搭乗を予定していたシカゴ行きUA660便が欠航との報告が届いており、我々の帰国便は更に1日後の15日ボストン発 16日羽田到着便に振り替えられておりましたが、なんとか15日に帰国できるフライトに変更できないか、微かな期待を持ってボストン空港へと向かいました。
5時10分 空港に着くと空港で待機していた現地ガイドより6時発のサンフランシスコ経由羽田行きのフライトが取れたので急いでとの説明、皆大急ぎでチェックインを済ませ、搭乗ゲートまで走って飛行機に乗り込みました。
我々の為に飛行機の出発が10分程遅れましたが予定通りサンフランシスコに到着、羽田行きUA875便に乗り継ぎ、無事羽田空港へ到着しました。最終日に突然のフライト変更というハプニングこそありましたが、皆で協力しあい大急ぎで飛行機に駆け込んだ事など生徒達には思い出深い体験の一つになりました。
このアメリカ研修で経験した様々な事を今後の学生生活に役立て、更に成長してもらえる事を期待したいです。
早朝、宿舎を出発 | お世話になったEmbassyのスタッフともお別れです |
ボストンからサンフランシスコまでアメリカを横断 見たこともない景色が広がっていました |
無事にサンフランシスコ到着 もうすぐ日本です |
2024.07.14 アメリカ・ボストン研修⑥
研修7日目。本日は終日班別研修として4つの班に分かれ生徒だけでボストン市内見学を行いました。
日本出発前より各班で行きたい所を選び所要時間や交通機関を調べ行動プランを計画していたのですが、我々のキャンパスから最寄り駅のある2つの路線、グリーンラインとレッドラインが本日より大規模なメンテナンス開始となり代替バス輸送となるハンデを受けながらの活動となりました。それでも各班 計画表に基づいて活動を行い、家族や友人へのお土産と思い出を沢山持って夕方迄に全員無事に宿舎へ帰着しました。
ボストン美術館前で記念撮影 | ボストン美術館 | ノースステーション前で記念撮影 |
.ボストン市内で記念撮影 | ボストン市内で記念撮影 | ボストン市内で記念撮影 |
展望デッキよりボストンの街を一望 | ボストンの街並みはきれいでした |
2024.07.13 アメリカ・ボストン研修⑤
研修6日目。英語の授業は本日が最終日となりました。
各クラス、プレゼンテーションの発表を行い各自調べたテーマについて発表しました。短い期間でしたがボストンに来て授業や日常生活で英語を使ううちに発言する力もついてきたようです。
午後はアメリカ最古の大学 ハーバード大学の見学に行きました。同大学に在学中の学生にキャンパスを案内してもらいハーバード大学の歴史や建造物について英語で説明を受けました。
夕食の後、お別れパーティーが行われ研修を終えた修了証を皆で受け取りました。この期間中 一緒に学んだ他国の学生とも修了を祝い合い、パーティーの最後はディスコタイムとなりました。ラテンミュージックやマツケンサンバで盛大に盛り上がり、皆更に親睦を深め別れを惜しみながらパーティーは終了しました。
チームでプレゼンテーション発表 | 発表にも熱が入ります | 発表が上手くできたのでハイタッチ! |
ハーバード大学の正門 ジョンストンゲート前で記念撮影 |
数多くある歴史的建造物について 説明を受ける |
目標はハーバード! お土産を選んで決意しました! |
お別れパーティーの直前 綺麗な虹のアーチがかかりました |
現地スタッフに見守られながら 修了証をいただきました |
会の最後はディスコタイム! 皆で踊って盛り上がりました |
2024.07.12 アメリカ・ボストン研修④
アメリカ研修5日目報告
研修5日目。英語授業も慣れてきてリスニングでは先生や他国クラスメイトの言っている事が聞き取れるようになったと感じている生徒が多くなってきました。
一方 ディスカッションやプレゼンテーションのような発信する授業ではまだ難しさを感じていますが、積極的に発言したいという気持ちは皆持ち始めております。
午後は地下鉄に乗りマサチューセッツ工科大学(MIT)を訪問。MITにて学ばれている長尾様にご案内頂きました。
長尾様は東京大学大学院を卒業後、一般企業に勤められましたが専門分野での研究を極めようとMITに進学されました。
MITとはどんな所で、どんな研究をしているのか、またご自身の高校生時代から大学院、更にはMITに進まれるまでの経験を話して下さり生徒達も大変興味深く聞き入り、生徒からも多くの質問があがりました。
最先端の研究室やキャンパスを見学し大変貴重な体験となりました。
英語でのプレゼンテーションに向けて |
プレゼンテーション作成中 |
学食のバイキングは |
好きなだけ食べることができますが |
現地のスタッフに得意のダンスを披露! |
MITキャンパス見学 |
キャンパス内部に興味津々 |
街全体がキャンパスになっており |
MITの象徴 グレートドーム! |
2024.07.10 アメリカ・ボストン研修③
アメリカ研修 4日目 報告
英語レッスン2日目 。授業にも慣れてきて積極的に発言したり、他国のクラスメイトと話したりするようになってきました。
日々の研修日記にも他国の生徒と沢山交流したいとの意気込みを書いている生徒が多く、宿舎やカフェで交流している姿が見られます。
午後はボストンで活躍されている異文化ビジネスコンサルタントの杉山様より異文化コミュニケーションについての講義を受けました。日本とアメリカでの物事の考え方、発言の仕方などの違いについてご説明を頂き、生徒達にもアメリカ滞在中での刺激になったようです。
夜は希望した生徒でフェンウェイパークにレッドソックスの試合を観戦に行きました。レッドソックスのファンに埋め尽くされた大迫力のスタジアムで本場のベースボールを観戦し皆大満足でした。
英語授業 | 授業にも慣れてきました | |
異文化コミュニケーション講義 | ||
宿舎のHarleston Hall前で記念撮影 | フェンウェイパーク レッドソックス観戦 | フェンウェイパーク レッドソックス観戦 |
フェンウェイパーク レッドソックス観戦 |
2024.06.22~23 剣道部 インターハイ予選
6月22日、23日にALSOKぐんま武道館で剣道のインターハイ予選が行われました。(22日:個人戦 23日:団体戦)
男子団体:2回戦敗退
高北―四ツ葉 1−2
男子個人:2回戦敗退
女子団体:2回戦敗退
1回戦 高北―青翠4−0 2回戦 高北―農二 0−3 ベスト16
女子個人:4回戦進出(ベスト16)
男子団体は先鋒、次鋒で相手校に先取されました。中堅で取り返したものの、副将、大将で取り返すことができませんでした。2回戦敗退となってしまいましたが、最後までチーム一丸となって戦うことができました。
女子団体の農二戦は先鋒、次鋒、中堅で先取され、2回戦敗退となりました。それでも日頃の練習の成果を十分に発揮することのできた試合となりました。
今大会をもって3年生は引退となりました。今まで応援していただきありがとうございました。新体制となった剣道部への応援をよろしくお願いします。
2024.07.09 アメリカ・ボストン研修②
高崎北高等学校アメリカ研修(3日目)
本日より英語レッスンが始まりました。3つのクラスに別れて午前中はしっかり授業を行いました。
ボストンでの初めての英語授業でしたが皆色々と学ぶことも多かったようです。
午後はフリーダムトレイルというアメリカ建国にまつわる建造物や公園などを歩いて回れるトレイルのスタート地点、ボストンコモン公園を現地スタッフの案内で見学。本日も快晴で暑い一日でしたが、英語の説明を聞きながら皆一生懸命歩きました。
他国からの留学生と交流する機会も増えはじめ、友達になれた生徒も沢山います。
以上3日目の報告となります。
フリーダムトレイル オールドサウス集会所にて |
ボストンコモン見学 | ボストンコモン見学 |
地下鉄に乗り フリーダムトレイルへ移動 |
地下鉄を体験 日本の車両とは色々と違いました |
朝、英語のクラス分けが行われました |
2024.07.07~08 アメリカ・ボストン研修①
令和6年度 アメリカ・ボストン研修 1日目2日目の報告です
2024年度 高崎北高等学校アメリカ研修報告書(1日目・2日目)
研修初日
お見送りの先生と多くの保護者に見守られながら出発式を行い参加生徒24名で学校を出発。
羽田空港では個人チェックインシステムの為、各自で滞在先や個人情報をタッチパネルに入力し無事に搭乗手続きも行う事ができました。
定刻でユナイテッド航空804便は経由地ワシントンへ出発。約13時間の長いフライトでしたが皆元気ににワシントンへ到着、入国審査もスムーズでした。
ワシントン空港では待ち時間が約6時間程ありましたが各自売店やフードショップで英語を使って買物にも挑戦しました。
ワシントン空港からボストン行の飛行機が機材変更で遅延となりボストン到着は深夜1時、宿舎に着いて解散したのは3時近くなってしまいました。
研修2日目
長旅の疲れと睡眠不足もありましたが全員時間通りに集合し朝食会場で学食を体験しました。とても広い食堂でバイキング形式で好きな物を食べる事ができます。朝食後は現地スタッフによるオリエンテーションがあり宿舎でのルールやアメリカでの注意点などの説明を受けました。
その後 英語レッスンのクラスを決めるテストとキャンパスツアーを実施しました。
現地スタッフによる英語の説明でしたがが図書館、大学生協を見学したり広いキャンパス内を沢山歩きました。とても きれいな校舎が多くアメリカ映画のシーンやユニバーサルスタジオのセットのような景色に皆さん気分も乗ってきた様子でした。
研修2日目から他国留学生と積極的に交流する生徒さんも現れ良いスタートができたと思います。
以上、初日・2日目の報告となります。
アメリカへ向けて羽田空港を出発 |
長い旅路でしたが無事にボストンへ到着 |
オリエンテーションで宿舎のきまりを学びました |
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キャンパスツアーで図書館を見学 | キャンパスツアーでは大学の外の町並みも見学しました |
2024.07.08 全国高等学校野球選手権群馬大会1回戦
7月7日(日)桐生市の小倉クラッチ・スタジアムで利根商業高校との1回戦が行われました。
初回に幸先よく3点を先制したものの、直後に同点に追いつかれました。
その後は一進一退の攻防が続きましたが、9回表相手の攻撃で犠牲フライによる勝ち越しを許し、その裏本校の攻撃は無得点に終わり試合終了となりました。
惜しくも1回戦敗退となりましたが、3年生を中心に持ち得る力を出せた試合でした。
3年生はこれで引退となりますが、次なる目標に向かい力一杯残りの高校生活を送り、1・2年生は3年生の意思を受け継ぎ、秋季大会に向けてさらなるトレーニングを積んで欲しいと思います。
猛暑の中スタンドで応援していたただいた吹奏楽部や多くの一般生徒、また保護者、OBの皆様に感謝申し上げます。
高北 3-4 利根商
2024.07.05 タコノマクラ受精実験
お茶の水女子大学海洋教育促進事業 日本財団「海と日本2024」“教室に海を”プロジェクトの一環である【海と日本PROJECT全国一斉ウニの発生体験2024年夏タコノマクラ】に参加して、理科部と3年次の選択生物の生徒が受精と観察の実験をしました。
海と日本PROJECT イベントとしてのウニなどの海洋教材提供(令和6年夏)
海と日本PROJECT 全国一斉ウニの発生体験 2024年夏 タコノマクラ
群馬県では、気軽に海で教材を確保してくるのは困難です。実験材料を無償提供していただける本プロジェクトは大変ありがたく、授業の単元のタイミングが合う年は参加させていただいております。
3年次の生物選択生徒は、顕微鏡で受精の瞬間を観察したり、前もって受精させておいた、卵割後の受精卵や原腸胚などを観察しました。
生徒たちは、卵に向かって泳ぐ精子の頑張る様子を応援しながら、時間をかけてじっくり観察していました。実験結果は提供元に報告され、後日オンラインでの報告会が開催されます。
このまま、実験室でプルテウス幼生まで育てます。夏場は温度管理が難しく、24時間冷暖房が完備されているわけではない実験室で、繊細なタコノマクラの受精卵をどこまで育てられるかはわかりませんが、無事にプルテウス幼生まで育ったら、希望する生徒と理科部の生徒が、プルテウス幼生から稚ウニに育てるポケット飼育にも挑戦します。
受精方法を共有しています | 1人1台LED光源付き顕微鏡があります | 受精卵見つかった? |
タコノマクラの未受精卵 | 受精卵が最初の卵割をしたところ | どんどん卵割が進みます |
2024.07.03 吹奏楽部は夏の大会に向けて頑張る野球部を全力で応援しています!
日差しが暑く汗ばむ中、本校野球場で野球応援の練習を行いました。
白球を追いかけ練習に励む選手たちに向けて、野球部のリクエスト曲を演奏しました。
暑さに慣れない吹奏楽部員は30分ほどの練習でくたくたでしたが、最後まで気持ちのこもった音色を響かせることができました。
初戦の 7月7日(日)VS利根商業 との試合では、暑さに負けることなく全力で応援したいと思います!