未来を拓く ~いちい(あららぎ)の木に寄せて~
本校は、昭和54年(1979年)の創立以来、「未来を拓く」という教育目標のもと、高い知性、豊かな人間性、たくましい意欲と主体的に行動する力をはぐくみ、21世紀を自立して生きてゆける生徒を育てるための教育活動に取り組んできました。
本校のWebページをご覧いただいた方は、随所に「いちい」、「あららぎ」ということばが用いられていることに気づかれたことと思いますが、「いちい」というのは本校のシンボルツリーのことで、「あららぎ」というのはその別称になります。
開校当初、「生徒が毎日眺め、希望をもち、勉学の励みになるような木(シンボルツリー)を定めよう」という話があり、「北高校」という名にちなんで、「北方の寒冷な地方にあって力強く生き抜いている木」、「未来を拓く高い知性と意志を持った青年を育てようとする本校にふさわしい木」、「少しのことにはびくともせず強くたくましく生き抜く木」を選ぼうということになり、寒冷な気候にもよく耐え、力強く生育する「いちい(あららぎ)」の木が選ばれたということです。当時植えられた木も今はその姿を残してはいませんが、この「いちい(あららぎ)」の木をシンボルツリーとして定めた精神は現在にもしっかりと受け継がれています。
昨年示された「群馬県教育ビジョン」では、「エージェンシーを発揮し、自ら学びをつくり、行動し続ける「自律した学習者」の育成」ということが最上位目標に掲げられていますが、本校でも、生徒の学びを支援し、先行きの不透明なこれからの時代にあっても主体的に行動し、自らの力で未来を切り拓いていくことのできる、「いちい(あららぎ)」のようなしなやかなたくましさを備えた生徒を育てていきたいと考えています。
校長 関口 博士
学校の桜と南側を流れる井野川(2021年春・写真部撮影)
歴代校長 |
第 1代 柳 岡 十四太 昭和54年度~ |