5月19日(日)東京大学五月祭教育フォーラム
5月19日(日)東京大学本郷キャンパス法文1号館において、「第14回五月祭教育フォーラム」が開催されました。
このフォーラムは、「ROJE」(Renaissance Of Japanese Education)NPO法人 日本教育再興連盟が主催しており、中心となって活動しているのは、東京大学の学生さんをはじめ、20以上の大学、総勢200名以上の大学生のようです。今回の開会挨拶を務めたのは早稲田大学文学部2年の椎名愛さん。椎名さんは、陰山秀男先生、工藤雄一 麹町中学校長をはじめ、錚々たるメンバーを交えたパネルディスカッションのコーディネーターも務めるなど、学生による、学生の手づくりのフォーラムとして運営されていました。素晴らしかったです。
「社会が変われば教育も変わる。刻一刻と変化する社会の中で、教育も変わり続けなければならないでしょう。しかしそれは決して受け身であってはならない。私たちの手で、教育を変えていきましょう。」
ROJEの学生の皆さんは、こんな力強いメッセージを語りかけてくれています。頼もしい限りです。
基調講演① 中村 伊知哉氏 (慶応義塾大学教授、i専門職大学学長(就任予定))
2020年4月に開校を目指す「i専門職大学」は、スカイツリーにほど近い墨田区に本校舎・墨田キャンパスと国家戦略特区である港区竹芝にソフトバンク本社も入る予定の40階ほどのサテライトオフィスを設置。
学長就任予定の中村伊知哉氏は、「i専門職大学」は、ICTを活かしたビジネスを実践する場として、アメリカのシリコンバレーのように、産業界と一緒になって学生を育成する大学になると説明しています。<世界中の産業界から招く約100名の客員教員>、<全員必修のインターンシップ>、<学生時に必ず起業にチャレンジするカリキュラム>など、新たなビジネスやサービスを生み出すための環境が整えられた大学になるようです。
また、今後、私たちの身の回りは、さらにデジタル化していき、ICTはAI時代におけるすべての産業で先頭に立つための基本的な素養となるのです。と述べ、これからの若者に対し、私が想像できない新しい仕事を生み出してほしいとエールを送っていました。
基調講演② 工藤 勇一氏(千代田区立麹町中学校校長)
■定期考査・宿題の廃止→単元テスト、実力テスト、再テスト制へ
■固定担任制の廃止→全員担任制(チーム教育)
■AI(人工知能)による数学指導
■制服・頭髪指導の廃止
■生徒会主催私服登校期間設定
工藤校長先生は、様々な新しい取組をはじめており、今話題の校長先生です。皆さんはどう思いますか?
東京大学本郷キャンパス法文1号館には、教育関係者(半数以上が大学生でした。)800人以上が集まり、盛大に熱気あるフォーラムが開催されました。
東京大学五月祭もたいへんな賑わいでした。
東京大学五月祭(本郷キャンパス) | ROJE(東大五月祭教育フォーラム) |
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