カテゴリ:学校生活

2019.12.17 ステップアップサポート事業推進研究委員公開授業・授業研究会レポート

2019.12.17 ステップアップサポート事業推進研究委員公開授業・授業研究会レポート 

 群馬県では,人口減少と人口構成の変化,急速な技術革新やグローバル化の進展等による社会全体の変容に対応するための授業作りの一環として,県立高校におけるステップアップサポート事業を推進しています。ステップアップサポート事業は以下の2つの事業で構成されます。①各校1名のコーディネーターを核として校内の授業改善を促すもの,②全県下で科目ごとに任命された推進研究員の公開授業・授業研究会を活用するものです。

 12月17日(火)には,推進研究員の中村教諭(化学)の公開授業が行われ,各校から20名が参加しました。また,公開授業後の授業研究会には,生徒の希望者6名が参加し,生徒の振り返りをベースにして,活発な授業研究・検討が行われました。以下に,参加した生徒の振り返りコメントを載せます。振り返りコメントは,①普段の授業の様子や振り返り,②当日の授業の様子や振り返り,③授業研究会参加の目的,④授業研究会の振り返り,から構成されます。 

 

 

ステップアップサポート
事業推進研究委員公開授業・授業研究会次第.pdf

参加者1 Nさん
①     普段の授業の様子や振り返り
始めの導入で5分くらいの間,先生がプロジェクターで,今日学習する課題の内容の説明をしてくださいます。その後は,各自,課題に取り組みます。課題は,基本課題〜発展課題まであり,自分の実力に合わせて取り組めるようになっています。
また,席は自由席で,移動も自由にできるため,分からないところがあったときなど,すぐに仲間と聞き合うことができます。聞き合うことで,自分一人では分からなかった問題の解き方が分かったり,逆に教える(説明する)ことで,inputしたものをoutputできるため,自分の理解をさらに深めることに繋がるため,自分にとっても相手にとってもプラスである学習ができるため,とても良いです。
プリントはスッキリまとまっていて,解答,解説はとても詳しく書いてあるため,生徒同士でも理解できるようになっています。私は一つ一つじっくり理解しながら課題解決をしているため,授業内に全て終わりません。家庭学習を効率よく活用していきたいです。 

②     当日の授業の振り返り
確認テストをやりました。始めは自分一人で取り組み,その後,班の人と話し合い,そしてクラス内で自由に話し合ってよいという行われました。班の人と意見が違ったときなどには,なぜそうなったのかを活発に話し合え深い学びができました。今回の確認テストで分からなかったところ,間違えたところは,自分の弱点なので,その分野を中心に学習をしていきたいです。確認テストは自分の学習状況をと,自分の苦手な分野が把握できるため,他の教科でも行ってほしいと思いました。

 ③     授業研究会への参加目的
自分は将来,小,中学校の教師になることが夢です。そのため,このような授業研究会にはとても興味がありました。今,センター試験から共通試験に変化しているように,社会が求める人材も思考力が高い人,コミュニケーション能力が高い人などのように,昔とはとても変化しています。そのためには教育も,変えていかなければいけません。
そこで,この授業研究会に参加し,どのような授業形態を行おうとしているのか,そして,たくさんの先生方からのお話を聞いて,自分の視野を広め,それを将来に生かしたいと思い今回の研究会に参加しました。 

④     授業研究会の振り返り
私はこの研究会に参加してたくさんの新しい学びを得ることができたし,成長することができました。今まで,授業の目的などを特に意識して考えたことがありませんでしたが,なぜアクティブラーニングを取り入れた学習をするのか,先生が一方的に教える授業との違いは何なのか,すごく理解できました。そのため,今後の授業で自分はどのようなことを意識し,どのような目的を持って取り組めば良いのかすごく勉強になりました。
また,研究会に参加した先生方との話し合いに参加したのはとても良い経験でした。先生方が日頃どのような思い,目的で授業を行っているのか,知ることができたし,今後の授業を良くしていくために,生徒としての意見を伝えることができ,良かったと思いました。色んな学びを得てすごく楽しかったし,将来について考えることができた良い機会になった。そのため,またこのような機会があったらぜひ参加したいと思った。


参加者2 Uさん
①     普段の授業の様子や振り返り
 普段は先生が今日の目標として挙げた問題の範囲の教科書をよく読んでから問題に取り組み,授業時間内に終わらなかった問題は家で取り組むようにしています。また,分からない問題は,教科書やプリントを読んでも分からなかったら班の人に,班の人も分からなかったら先生に聞くようにして疑問点を残さないようにしています。 

②     当日の授業の振り返り
 当日は確認テストだったので予習として授業前にプリントを見直したり,教科書を見たりしていました。周りに先生方がいらっしゃって少し緊張したけど,自分のペースで1問1問しっかりと問題を解くことが出来ました。分からなかったところは,班の人に聞いて解き方を教わったり,一緒に解いたりできたので,分からないところが解消できてよかったです。 

③     授業研究会への参加目的
 将来したい職業の選択肢の1つとして生物の教員があって,他校の先生方とお話をしたりして,生物の教員の仕事やイメージを具体化したいと考えたのと,とても貴重な経験で,これから先,生徒として参加することはできないし,自分のためになりそうだったので参加しました。 

④     授業研究会の振り返り
授業研究会が始まる前は,他校の先生方としっかり話せるか,普段の授業のことについて説明できるか不安なことが多かったけど,同じ班の先生方がすごく話しやすくて,すぐに緊張がなくなりました。また,先生方が相槌をしてくださったり,色々な質問をしてくださったので,すごく話しやすかったです。また,他校の先生方と話をする機会はなかなかないので,すごく貴重な体験ができたなと思いました。


 参加者3 Hさん
①     普段の授業の様子や振り返り
 まず,自分で最後まで解いて,理解できなかったものをグループで話し合っています。授業をもっと有効に活用したいので,授業前に5分ほど予習をして課題をやっておきたいです。 

②     当日の授業の振り返り
理解をしっかりしていない部分があったのでしっかり身に付けたい(←土日で復習する!)。いつも通り話し合って理解を深められました。身に付けることが弱いと感じたので授業前に予習をしたい。 

③     授業研究会への参加目的
自分たちの日々の授業は、どういうことを先生たちが学んで意識して行っているか,気になったからです。 

④     授業研究会の振り返り
今の教育をしっかり考えて学んでいる先生がいるという実感と,いくつになっても,何をするにしても,「?」を持って学ぶことが大切だということを学んだ。←中村先生・先生方の違いより普段から「?」を持って思い切って行動することを大切にしたい。失敗をどんどんすることが,学び,生きることに繋がるんだと心に留めて,やりたいことをとことんしたい。正直に「?」を持ってそれを思い切って行動して,どんどん「?」を追い詰める力が足りないように感じた(他の先生方と話して)。自分はしっかり「?」をどんどんかみ砕いて生きたい。


 参加者4 Kさん
①     普段の授業の様子や振り返り
 普段の授業も,今回の授業と同じように生徒同士が積極的に話し合いをし,相談しながら授業に取り組んでいます。そして,班で分からなかったら,他の班の人に聞きに行くなどし、班の枠を超えてのコミュニケーションもあります。 

②     当日の授業の振り返り
 当日の授業は,確認テストという普段の授業とは少し違うものを行いました。確認テストは単元ごとに行うので,自分がどの程度その単元を理解しているかのとても良い確認になります。この確認テストも,個人,班,クラス全体とクラスのみんなで協力するような雰囲気があるのも,良い点の一つだと思っています。今回は,問題数が少なかったのですが,みんなと協力しながらしっかりと取り組むことができました。 

③     授業研究会への参加目的
 私が授業研究会に参加した目的は,将来の進路の1つとして教師を考えているからです。なので,先生の「県内で意欲のある先生が集まる」という言葉を聞いて興味を持ち,参加したいと思ったからです。 

④     授業研究会の振り返り
 今回の授業研究会では,(他校の)先生三人,生徒一人という状況で,そのような状況になるのは初めてだったのでとても緊張しました。あまり上手く話すことが出来なかったけれど,先生方三人がとても優しく対応してくださったので,次第に緊張もほぐれ,上手く話せるようになりました。
普通の学校生活を過ごしている中では絶対に体験することのできないような貴重な体験をすることができたので,勇気を持って参加して良かったと思っています。


 参加者5 Oさん
①     普段の授業の様子や振り返り
プリントや教科書などを使用して,班メンバーで協力して行うことが出来て,より深い学びが出来ていることが,学力UPに繋がっていると思った。

②     当日の授業の振り返り
資料集やプリントを使い,話し合いを多くして問題を解くことが出来た。難しくても,基本的なことをおさえられていたため,時間内に終えられた。

③     授業研究会への参加目的
滅多にないチャンスなため,他校の先生方の話をしっかり聞こう。

④     授業研究会の振り返り
普段の授業では分からないことが多く,とても参考になった。これからもさらに班で協力して授業に取り組みたい。


参加者6 Uさん
①     普段の授業の様子や振り返り
 教科書やプリントを活用しながら課題を解く。分からないような所があったら,友達や先生に聞いて解決している。

②     当日の授業の振り返り
 個人の時間で半分しかできなかったので,その後の時間で友達と協力して解いた。自分のあいまいな部分も確認できたので良かったです。15分以内にできるように頑張りたい。

③     授業研究会への参加目的
 教育系の学部への進学を考えているので,その進路への参考になれば良いなと思ったから。また,色々な先生方の話を聞いて刺激になればいいなと思ったから。

④     授業研究会の振り返り
 色々な先生と話をすることができて,とても楽しかったし,色々な話を聞くこともできたので良かった。

2019.12.14 科学の甲子園チーム報告

高崎北高等学校 科学の甲子園チーム 報告 

 「科学の甲子園」とは,全国の強者たちが集い科学的な思考力を競う8名参加の団体戦です。本年度で第9回目の開催となり,3月20日(金)~23日(月)の4日間に渡りさいたま市で行われます。高崎北高等学校も全国大会出場を目指し,昨年度より群馬県予選に参加しています。
 群馬県予選は,10月27日(日),12月14日(土)に群馬大学教育学部で行われました。本校以外にも,高崎,高崎女子,前橋,前橋女子,中央中等,四ツ葉中等などの16校が参加し,2日間に渡る熾烈な戦いが繰り広げられました。
 10月27日(日)は筆記競技(化学,物理,生物,地学,数学,情報の内容より思考力を問う問題が出題),実験競技(理科の知識を総合的に活用する内容が出題)が行われ,12月14日(土)は課題実技競技(事前に競技内容を公開して,約7週間に渡る実験・試作期間を経て臨むもの)が行われました。それらの2日間の競技の総合得点で代表校を選出します。
 本校は2年生6名,1年生2名から構成された有志チームで,役割分担やスケジュール管理等を主体的に行い,本番の大会でも臨機応変に科学的な思考力と協働的に作業する力を駆使して,大いに健闘しました。県予選を突破して,全国大会への出場はかないませんでしたが,生徒の資質・能力は大いに高まったことと思います。なお,群馬県代表校は高崎高校になりました。高崎高校の皆さん,健闘を祈ります。

 以下に,参加者の振り返りのコメントを載せます。 

①     どんな作戦・対策を練ったのか(仮説の設定,検証計画)
l  週2で集まって直前は毎日来た。
l  作戦,常識論にとらわれず意外性,独創性を意識しながら構想を練った。
l  他校とは被らない画期的なものを作ろうとした。
l  アイデアを出して最終的にふたつぐらいに絞ってその後さらに良くするにはと改良を施した。 

②     実際の競技において,作戦・対策が上手くいった部分,行かなかった部分(結果の処理)
l  ルールの定義が詳細に記されていなかったため,運営と参加者側で認識の違いが生じ試作物が競技開始10分前にボツになった。
l  ルールのグレーゾーンを攻めすぎたために競技でその特性を生かせなかった。 

③     次年度へのアドバイス(考察・推察)
l  シークレットクエスチョンなどを活用して,運営とのルールの認識の差を無くしておくことが大切。(ルールのグレーゾーンを攻めるのであれば尚)
l  二次案を創作しておいて,リハーサルをしておく。
l  質問事項は些細なことでもシークレットクエスチョンとして聞くべきだった。
l  二次案として,ホワイト寄りのグレーくらいの案を作っておき,それをリハーサルもしておく。
l  あんまり1年生を議論とかに参加させてあげられなかった気がするから下の学年も参加させてあげて。 

④     後輩へのメッセージ
 科学の甲子園は名前かみたらすごく頭が良さそうに思いますが,ユーモアのある人で構成しました。勉強ができなくても,本番実力が出なくても,この経験が大学入試にとても生かされるものだと思います。前高などの進学校と同じ境遇で戦える機会はとても少ないです。何事にも臨機応変に精一杯やれば大丈夫だと思います。いい結果になることを期待してます。

2019.12.18 献血

本校コモンスペースにて、一日がかりで献血が行われました。
輸血で助かる命があることや、冬場は輸血用血液が不足する事情などを、先生方からHRや授業の折に話していただき、今年度は2,3年次の生徒121人が献血を申し出てくれました。実際の献血は、200ml献血が79名、400ml献血が28名人でした。
群馬県赤十字血液センターより、医師2名を含む16名のスタッフさんがきてくれました。たいへんお世話になりました。

スタッフさんによる説明 献血車両内で採血

2019.12.09 保健委員会の活動

保健委員会では、2月実施の学校保健委員会の発表に向けて準備をしています。
今年は、Google Chromebookを1人1台使って、プレゼン資料の同時編集を行いました。
それぞれの担当ページを編集しながらも、誰がどんなことをしているかが画面上で把握できたり、仕上がったものを全員で確認することができたり、スムーズに作業が進みました。保健委員のみなさんお疲れ様でした。
それにしても、教員よりも生徒の方がすぐに使い方をマスターしてしまいますね・・・。

2019.9.24 2・3年地理の授業風景「Skypeを使ったブラジル人学校との合同授業」

 9月24日(火)1限に、ブラジル人学校「Escola Pitágoras」の生徒さんと、地球環境問題について、skypを通し合同授業をおこないました。後半は交流も含めた内容で緊張しながらも積極的に質問を投げかけていました。今回、生徒が夏休み中ニュースでみたアマゾン火災から地球環境問題について、ブラジル人学校「Escola Pitágoras」の生徒さんとの合同授業を企画し、協力しながら進めてきました。生徒は、この日のために、自己紹介や司会進行などポルトガル語を練習し覚え、積極的に使用しながら意見交換をしていました。

貴重な体験をさせていただきました。「Escola Pitágoras」の生徒のみなさん、先生方本当にありがとうございました。

【生徒の感想】

・明るくて気さくな人ばかりで、とても話しやすくて楽しかったです。
・ブラジルの国土や言語について、学ぶ良い機会になりました。
・非日常を味わえました。とても明るくて意見交換が楽しかったです。
・お互いに質問をしあって、お互いのことをたくさん知れたと思います。直接会ってみたいです。
・異文化に触れることができ、とてもよい経験になりました。とても楽しかったです。

楽しい時間をTHANK YOU!
Muito Obrigado Escola Pitágoras Todos!
(エスコーラピタゴラスのみなさん、ありがとうございました)

 

 9月26日(木)1限に南米アルゼンチンのテレサ先生とskypで授業をおこないました。生徒ははじめてアルゼンチンの方とコミュニケーションをとるので緊張していましたが、英語での自己紹介のほか、スペイン語で「HOLA」(オラ)「GRACIAS」(グラシアス)など積極的にスペイン語にチャレンジして話す様子がみられました。
 地理分野の学習内容でもある、「現地の料理」、「民族衣装」「フォークランド・マルビナス諸島」「季節や平均気温」などの質問を生徒から投げかけました。テレサ先生から実際の料理や現地の生活などたくさんのことを教えていただきました。最後に、ブエノスアイレス(時差-12時間)の夜の街並みを見させていただき、生徒は時差を肌で感じていました。

Muchas Gracias por todo profesora TERESA
(テレサ先生ありがとうございました)

 
 2年地理Bでは、環境問題について学習したあと、グループワークをおこないました。

生徒は、グループ内で意見交換をし、その後発表をしました。発表のあとたくさんの生徒が発表者に対し質問をしていました。