高北blog

2019.11.12 2年次 大学模擬授業

11月12日(火)の6・7時間目に、大学模擬授業が行われました。県内外の大学から講師をお招きし、多岐にわたる専門分野について高校生向けの内容で講義していただきました。生徒たちの進路決定に際し、重要な経験になりました。
筑波大学(教育)の先生は本校の卒業生だそうで、生徒も驚いていました。
研究者として戻ってきて話をしてくれて、ありがたかったです。

NO 系統 実施大学 講座名
文学(日本・外国) 都留文科大学 富士北麓の文学 ~教材との関係から~
外国語・国際関係 新潟県立大学 国際関係論の射程とアプローチ
経済・経営・商学 城西大学 あなたはなぜ大学に行くのかー文化資本から考える
法律・政治・社会 日本大学 六法ってなんだろう?
理学 芝浦工業大学 金融のための数学
工学 群馬大学 なぜ物は壊れるのか?~金属疲労とは~
工学 山梨大学 ロボットのはなし
データサイエンス 東洋大学 データサイエンス概論
デザイン・表現 長岡造形大学 ソーシャルデザインとデザイン思考
10 農学 宇都宮大学 昆虫科学とバイオサイエンス
11 教育 筑波大学 教育学を通して日常を多視点的にとらえなおしてみるー先生ってどんな仕事―
12 保育・幼児教育・福祉 埼玉県立大学 悪循環から観た児童虐待
13 栄養・健康 長野県立大学 人々の健康を支える栄養~食の在り方と管理栄養士の仕事~
14 看護 金沢大学 人々の健康に貢献する看護学
15 リハビリ 首都大学東京 精神的健康を保つ力を支援する作業療法
理学 データサイエンス
栄養・健康 教育

・生徒の感想

長岡造形大学
長岡造形大学の存在自体を知っていたけれど、実際にどんなことをしているのかなどは知らなかったので、詳しく知ることができてより興味が湧いた。長岡造形大は美大や工芸大のような美術専門の大学ではなく、デザインを中心にした大学だということがわかった。 AI が増えてもなくならない職業の中に長岡造形大出身の人が多くいたことから、美術デザイン系の仕事はずっと続けることのできる職業なのかなと思った。長岡造形大学は美大や工芸大と違い、美術の教師があまりいない学校からでも生徒を取っていることから、基礎からしっかりと勉強していく大学なので、1年生の時に音楽科だった私でも目指すことができそうだと思った。具体的な話を出して説明してくれたので、デザインを何も知らない私でもとてもわかりやすい授業だった。大学に入学してからの具体的な過ごし方を知ることができ、これからの受験勉強のモチベーションにつながった。この大学に行きたいという思いが強まった。 

新潟県立大学
もともと国際関係や外国の国々に興味があったから、すごく楽しい授業した。難民や移民の話題は、自分も大学で学びたいと思っていたので、今回の講義を聞いて、より学びたいという気持ちが強くなったような気がします。また国際関係論の説明として出てきた、「囚人のジレンマ」という考えは面白いなと思いました。確かに、裏切りが怖く、それを考慮した上で自分の最大の得になることを誰でも人間は探してしまう性格だし、とても納得できるものでした。また今日初めて比較政治学という学問分野を知りました。消費税や保険のことなど日本と外国の違いなどは知っていたけれど、そういったことを比較しながら学べるのは、色々な発見があって楽しそうな学問分野だなと思いました。 

筑波大学
私は教師志望なので今回の講座はとても興味深い内容だった。先生という仕事は思っていたよりも大変なところが多いと感じた。先生になるためには、免許を取得した後に地方自治体での教員採用試験に受験して合格しなければならないが、それはとても大変であった 。特に群馬県の倍率は、小学校で6.3倍、高校では10倍、英語教諭となれば22倍ととても狭き門なのである。 将来を意識した勉強と生活習慣に変えていくべきであると感じた。 

首都大学東京
作業療法の分野に体のリハビリだけでなく心のリハビリも含まれることを初めて知った。今テーマ研究で研究したいと思ってる分野だったのでとても興味深かった。内容はとても面白くて、特に訓練を無理強いするだけでなく、患者さんの周りの環境を改善して手助けすることが大切だということを聞いて、そんな考え方もあるのかと少し衝撃を受けた。将来目指したいと思っている看護師の仕事にも通ずるところがたくさんあった。いまチーム医療が重視され、様々な分野の医療従事者が、お互いの仕事について理解することは重要だと言われている理由がわかった。